先日、宮古市で経営者のみなさんのモーニングセミナーという学びの場で、講話をさせていただきました。
20名ほどの参加者の中、女性は4人でした。
断捨離の講座を開くと、ほぼ女性が多いので、ネクタイと背広姿の男性が多いセミナーはちょっと後ずさりぎみな私がいました。
講話が始まって、いつも質問することがあります。
それは、「ウチ、断捨離しました!」をテレビでご覧になったことがある方に手を上げていただきます。
手が上がったのは、お二人だけだったのですが、私の目の前の男性が、笑顔で挙手してくださいました。
その温かな反応で、私の気後れ感も和らいで、緊張感の中でもいつもの自分でお話しをすることができました。
男性も断捨離への関心は高いと知った
モーニングセミナーが終わってから、数人の役員のみなさんと朝食会で、断捨離の話しに花が咲きました。
「この前なんて、妻に私の仕事で使うモノを危うく捨てられそうになった!」
「ウチの妻は、全くモノが捨てられなくて、困っている。」
「テレビのウチ断捨離しました!は、録画して奥さんといつも見ているけど、面白いよね。」
「仕事場の書類は、どうにかしなきゃって思っているんだけど。」
次々に、ご自分の片付けのことをお話しくださって、私はとても意外に思いました。
それは、男性の方々は、そこまで片付けに対して関心を強く持っているイメージがなかったのです。
60代~70代の会社の社長さん方でしたから、家庭は奥様に任せて、仕事中心なのかと思いきや、片付けに関して家庭でも職場でも問題意識をお持ちで、スッキリしたいという思いが強く伝わってきました。
また、この経営者の皆さんの学びの中でも、「モノを生かす」こと「得るは捨つるにあり」などの倫理を学んでいらっしゃいます。
「断捨離」も、元々はヨガの「執着を手放す行法」がベースにあるので、単にモノを捨てる片付け術ではないことをお伝えしたことで、お聴きいただいた皆さんも、ご自分のご家庭のことや職場のことについて、気さくにお話しくださって嬉しく思ました。
「いつか」を「今」に!
「いつかは断捨離しよう!」と思っているのは、ほぼ全員といってもいいでしょう。
身近な問題であり、「いつかは」と思うのは、簡単ではないからなんですね。
簡単なことであれば、先延ばしにする必要もないですからね。
「いつかはやらなければ。子供たちに迷惑はかけられない。」と多くの方は口にします。
でも、半年、1年と先送りすれば、それだけ更にモノは増え続けていきます。
さすがに、問題意識を持っている方は、「モノを買わないようにしている。」と、意識しているようですが、無意識・無自覚なままだと、モノに自分の家を占拠されていきます。
一日も、早く目の前のモノ一つから、断捨離することをお勧めします。
「いつか」ではなく「今」から、行動しましょう。
講話の感想
ご感想を紹介します。
◎断捨離の考え方を、よく整理することができました。プライベートでも仕事でもモノが多いので、少しずつ「捨てる・断つ」ことを意識しようと思いました。心の整理がつく、空間が蘇るというのが、印象的でした。
◎様々な出会い(人やモノなど)が、現在の自分の姿なのだと感じました。紙類を特に捨てることが出来ない私ですが、本日のお話しを聞いて、少しずつ片づけようと思いました。
◎断捨離のお話し、本当にそうだなと思い聞かせていただきました。なかなか捨てられずに次々と多くのモノが溜まっていきます。このお話しをお聞きして「捨てるぞ!」と思いました。感謝!!
◎終活が中々進まず困っていましたが、断捨離の講話を聴き、気持ち(整理)の持ち方が分かりました。「生涯現役」は良いですネ。私は、これに加え「臨終定年」を信条としています(笑)
◎思ってもなかなか出来ない断捨離。何度も捨てよう、片づけようと思っても捨てる限界を感じていましたがモノがなく、スッキリした時心が晴れ晴れして新しい自分になった気がするのも確かです。改めて、取り組んでみようと思います!
◎数年前に断捨離を友人から教えられて実践していましたが、最近振り返ってみるとまた、どうも心と頭がパンパンになる原因を自分で作っていたように感じました。良い機会なので、もう一度、「重要軸は自分」で選び残しごきげんに過ごせる環境を整えて行きます!
◎私は、片づけられない人間だと思っていました。でも、講話を聴いてみて、「少しやってみたい!」と思いました。気分よく過ごしたいのでやります!!なんか、ワクワクしてきました!!出会いに感謝。